最前列で観るということについて
アイーダ鑑賞②*ネタバレあり
今回、最前列で観ることができました。それもど真ん中。
それで気がついたのですが、最前列は意外と観づらい。
役者さんがずっと真ん中で演じてくれれば問題はないのですが
やはり彼らは右へ左と動きまくるわけです。
そうなるとテニスの試合の審判のように、常に首を左右に振りながら観なくてはいけない。
ただし最前列には特典もあります。
第一にアイーダの手の甲の浮き出た血管が見える。
第二に役者が歌うときに口からほとばしる唾が見られる。
特にラダメスの激しい唾しぶきは圧巻です。
第3にゾーザ軍団が跳んだり激しく動くときに、汗がばばばっと飛び散るのまで見えます。
ラダメスは唾や汗など色んなものを大量にまき散らしていました。
第4にアムネリスが初登場したときの入浴?シーンでは石鹸のような匂いが嗅げる。
それから古代エジプトが舞台になっているせいか、みんな肌の露出度が高い。最前列だと、稽古で鍛え上げた劇団四季の役者さんたちの鋼のようにシャープな肉体が見られます。残念ながらアイーダはがっしりした服を着ていたから体の線が分かりませんでしたが、ヌビア人女性はボロ服をまとっているので、チーターのようにしなやかな肉体が躍動する様子が見られます。
映画版アイーダは
世界最強の歌姫
ビヨンセに決定?
もしそうなら・・
はまり役だと思う
舞台の最前列というと、相撲でいえば砂かぶりの席のようなもの。
相撲の場合はときどき、力士が土俵下まで吹っ飛ばされるので
一番前にいるお客は、力士に接触できます。(接触というか下敷きになる) これは痛いけど、けっこう嬉しいとみんな言います。
今回最前列で観ていたときも、アクションシーンがかなり激しいだけに、誰か舞台から落っこちてくれる人を期待していました。でも落ちませんでした。時には場外乱闘じゃありませんが、勢い余って近くまできてくれると感激するのですが。
(無責任な観客の戯言だとおもって、聞き流してくださいませ)