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アカペラ

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山本文緒の愛読者として
彼女が復帰した本作品を読みたいと思うのは
ごく自然なことでした。
でも・・

むむ・・・


こ、これは・・・・


くだらないっ!


文体がいつもと違うのは、新しい試みにチャレンジしているせいだと解釈
できるにしても、おじいちゃんと孫娘の近親相姦には閉口しました・・
なんやねん、奇抜なパフォーマンスかい!と少し怒りました。

孫娘とおじいちゃんのギャグ話は笑えるけど
笑いが目的ならば私は小説なんて読まずに漫画を読みます。



・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみに、さきほど、宮尾さんの「蔵」を読みおえましたが
久しぶりに号泣しました・・。
(久しぶりといっても1ヶ月前に滂沱たる涙を流しましたが・・)
この小説にでてくるオヤジがアホでむかつくんですが
このオヤジの娘が盲目なのに、すごいことをやってのけるんですね。

なんていうか、さすが篤姫の作者だと思いました。
篤姫と、この小説の盲目の少女はまったく同じなんです。



吐き気がするほど究極の男社会のなかで、輝く女性を描いています。



私は宮尾さんの代表作を2冊読んでみて
この作家さんの得意技を早くも理解した気がします・・・