「待つ女」 浅田次郎
短編とエッセイが含まれた本だったと思う。
浅田いわく・・人を泣かせるのは才能などではない。
どんな辛い思いをしたのか。
どんな涙を流したかを記憶していれば泣かせるのは簡単。
そして、涙を知れば知るほど笑いは深い。
「待つ女」は、幻想的な物語でした。
この短編は、浅田文学の1つの到達点なのかもしれません。
浅田次郎の小説に登場する女性は
1人の男を想い、ずっと待ち続けるシュチエーションのものが多い。
待ち続ける女性が浅田次郎の好みなのか?
エッセイの内容は忘れましたが
彼の描く女性には共通した何かがあることは確かだと思う。