ウイルスパニック小説ランキング

e0065456_1446539.jpg9点 人為的に犬にウィルスを感染させ、人に噛ませることによって、 大量感染を引き起こす無差別テロの話。ファンタジーとミステリーとウィルスパニックが融合し、奇跡の傑作となった。噛まれても感染する者としない者がいる。犯人の目的はそこにあった。壮大すぎて一歩間違えれば大風呂敷。しかしうまく決着をつけた。





e0065456_2144181.jpg10点 シックスセンスやスティングと同じくらいにラストが衝撃的だった。そしてヒューマニズムにあふれていた。まさかウイルスパニック小説でここまで感動するとは思わなかった。賢い読者はもしかしたら途中でこの謎に気がつくかもしれない。そうなると、小説の楽しみは半減するだろう。こういうとき、自分の鈍感さに感謝したくなる。見事に騙された私は幸せ者だ。



e0065456_21102574.jpg10点 世界で一番有名なウイルスパニック小説。ノンフィクションである。怖いと言われているがそうでもない。むしろワシントン郊外の街でこんな事件が本当にあったのかと思うと、滑稽さを感じる。人間は本当におもしろい。事実は小説よりも奇なり。これぞ人間劇。







e0065456_2183821.jpg9点  蚊にさされたら感染するというのが怖い。自然宿主を探すまでの謎解きはたいへん面白い。国策であるワクチンの予防接種に反対していた住民たちの末路が皮肉的。ウイルスがじわじわと広がっていく描写が秀逸。さすが直木賞作家。見事な娯楽作品に仕上がっています。日本最高のウイルスパニック小説。






e0065456_21114461.jpg8点 生物兵器は貧者の核兵器と言われているが、本作はアメリカにとんでもない細菌をばらまこうとしたテロリストの物語。それに感染したら、脳がやられて、自分の体を食べはじめる。見たこともないほど残酷な描写が多いが、特に患者を解剖するシーンが圧巻だった。単純に怖い小説という意味ではこれがNO1だろう。





e0065456_2114272.jpg8点 耐性菌は今後も世界各国で必ず深刻な問題になってくる。背筋が寒くなる話だった。タミフルの効かない耐性ウイルスしかり。生物の基本は、たたかれれば、たたかれるだけ、その環境にアジャスト(適応)して強くなる。それは人間だけではなく、細胞やウイルスにも言える。つまり免疫力がつく。抗生物質の乱用がそれを引き起こす。平凡なタイトルで損をしている小説。





e0065456_21185129.jpg5点 街が閉鎖され、隔離されてしまうという本格的なパニック小説。どんな手段をつかってもペストから逃れようとする新聞記者、ペストの来襲を喜ぶ犯罪者、ペストは神の試練だと説教する神父、ペストと戦い続ける超人的な医者など、人間描写の重厚さは圧巻である。ただし、あくまでも文学作品なので面白さのみを追求する読者にはむかない。






e0065456_15141796.jpgアンドロメダ病原体・・6点 未知の病原体は、通常、熱帯雨林から発生する場合と、バイオハザードによって発生する場合が多い。しかしこの物語は、宇宙から発生する。典型的なSF小説だが、ジュラシックパークの作者なので説得力がある。ウイルスよりも、スーパーコンピューターのほうが手強かったのが笑えた。




e0065456_1515337.jpg黒い春・・4点 真菌症の話。感染しないのであまり怖くない。夫婦愛は感動できる。パニックものというよりも謎解きの要素が強い。しかしそのうち話がどんどん大きくなっていき、聖徳太子が出てくるあたり、少しやりすぎだと思った。
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