「カラマーゾフの兄弟」 ドストエフスキー
有名なロシアの作家さんですね。
「罪と罰」よりもむしろ「カラマーゾフの兄弟」のほうが評判は高いかと思います。
私はあまり再読はしないほうですが、この作品だけは
何度も読み返しています。本当に心の底から好きな小説なのです!
じつはドストエフスキーという人は父親を殺されています
彼の父親は暴君だったらしい。
そして「カラマーゾフの兄弟」は父親殺しがテーマの小説です。
したがって、この作者の実の父親に対する複雑な思いが小説に反映されていると考えるのは不自然なことではないでしょう。
この小説に登場する父親(カラマーゾフ)の息子は4人います。息子たちは、父親を憎んでいたり、軽蔑していたり、同情していたり、殺意を秘めていたりしている。
私は父と子の物語としていつも興味深く読んでいます。